183日目 マルセイユ Marseille-バルセロナ Barcelona(12/9)
港町には、今日も冷たい風が吹く。
舞い上がる落ち葉が石畳を舞いながら、一日中長い日陰が、角度を変えつつ伸びている。
より 大きな地図 で表示
100万近い人口にも関わらず、概してコンパクトな規模の街。
今日の夜行で移動しようと、荷物を預けて外へ出る。
観光大国フランスにおいて、恐らく魅力に欠けるのだろう。
季節のせいもあるのだろうが、結局ドミトリーは、終始一人きりだった。
コンパクトな凱旋門を眺めながら、旧港を挟んで、宿の対岸を歩いてみる。
緩い坂に沿い、高級なホテルと、古い団地や官庁が立ち並んで、港を見下ろす手狭な地域。
防波堤を隔てた新港まで出てしまうと、大きなCathédrale de la Majorが、
整備された公園の上に建っていた。
フェリーでアルジェから着いた移民は、最初にこれを見てヨーロッパを感じるのだろう。
再び旧港へ戻り、波止場沿いに市街へ戻る。
クルーザーとヨットしか見られない光景に、葉山の海岸を思い出してしまう。
観光地としての見所は、どうやら旧港周辺に固まっているようだ。
日光のおかげで、全く寒さを感じない昼間の気候。
しかし、沖のイフ島へ向かおうと、渡船の事務所を訪ねると、どうやら今日は欠航らしい。
夜まで何もやる事が無い。
下手に動くと金が掛かるので、港から内陸に向けて、ひたすら歩く。
デパートの1階でよく見るブランドの数々が、路面店になって暫く続いていた。
交通の中心、市街の高台に位置する、St Charles駅まで歩いてしまった。
周囲はアラブ人だらけ。ケバブ屋だらけの街並みを、急に身近に感じてしまう。
駅から斜面を下ると、再び新港へ出てしまった。
どこから来たのか、大きなフェリーが増えている。
小高い丘を隔てて、反対側はすぐ旧港。
次第に電灯の明かりが目立つ、日没間際の時間帯。
いつの間にか、冷たい風が強くなってきた。
双方を分ける丘の下には、モダンな展示場が幾つか並んでいる。
太陽が沈むのを眺めてみるが、高さが足りず、水面までは追いかけられない。
日が暮れると、寒さと共に、一段と灯りが賑やかに。
高そうなレストランが多い旧港の周囲。
仕方なく、マクドナルドでコーヒーだけの夕食とする。
タッチパネルの食券機でメニューを選んでカード払い。ことごとく先進国だ。
いい加減に荷物をピックアップして、シャルル駅の片隅にあるバスターミナルへ。
バルセロナ行きは21時半発。明日の5時半に着くらしい。
街の比率と全く違う、黒人ばかりの乗客に紛れて更に西へ。もうアフリカは近い。
-12/9出納
セブンアップ EUR1
朝ごはん EUR4.5
コーヒー EUR1.8
昼ごはん EUR6
トイレ EUR0.5
コーヒー EUR1.8
タバコ EUR6.7
地下鉄 EUR1.5
バス(マルセイユ-バルセロナ) EUR32
トイレ EUR0.5
合計)EUR56.3
つづく
舞い上がる落ち葉が石畳を舞いながら、一日中長い日陰が、角度を変えつつ伸びている。
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100万近い人口にも関わらず、概してコンパクトな規模の街。
今日の夜行で移動しようと、荷物を預けて外へ出る。
観光大国フランスにおいて、恐らく魅力に欠けるのだろう。
季節のせいもあるのだろうが、結局ドミトリーは、終始一人きりだった。
コンパクトな凱旋門を眺めながら、旧港を挟んで、宿の対岸を歩いてみる。
緩い坂に沿い、高級なホテルと、古い団地や官庁が立ち並んで、港を見下ろす手狭な地域。
防波堤を隔てた新港まで出てしまうと、大きなCathédrale de la Majorが、
整備された公園の上に建っていた。
フェリーでアルジェから着いた移民は、最初にこれを見てヨーロッパを感じるのだろう。
再び旧港へ戻り、波止場沿いに市街へ戻る。
クルーザーとヨットしか見られない光景に、葉山の海岸を思い出してしまう。
観光地としての見所は、どうやら旧港周辺に固まっているようだ。
日光のおかげで、全く寒さを感じない昼間の気候。
しかし、沖のイフ島へ向かおうと、渡船の事務所を訪ねると、どうやら今日は欠航らしい。
夜まで何もやる事が無い。
下手に動くと金が掛かるので、港から内陸に向けて、ひたすら歩く。
デパートの1階でよく見るブランドの数々が、路面店になって暫く続いていた。
交通の中心、市街の高台に位置する、St Charles駅まで歩いてしまった。
周囲はアラブ人だらけ。ケバブ屋だらけの街並みを、急に身近に感じてしまう。
駅から斜面を下ると、再び新港へ出てしまった。
どこから来たのか、大きなフェリーが増えている。
小高い丘を隔てて、反対側はすぐ旧港。
次第に電灯の明かりが目立つ、日没間際の時間帯。
いつの間にか、冷たい風が強くなってきた。
双方を分ける丘の下には、モダンな展示場が幾つか並んでいる。
太陽が沈むのを眺めてみるが、高さが足りず、水面までは追いかけられない。
日が暮れると、寒さと共に、一段と灯りが賑やかに。
高そうなレストランが多い旧港の周囲。
仕方なく、マクドナルドでコーヒーだけの夕食とする。
タッチパネルの食券機でメニューを選んでカード払い。ことごとく先進国だ。
いい加減に荷物をピックアップして、シャルル駅の片隅にあるバスターミナルへ。
バルセロナ行きは21時半発。明日の5時半に着くらしい。
街の比率と全く違う、黒人ばかりの乗客に紛れて更に西へ。もうアフリカは近い。
-12/9出納
セブンアップ EUR1
朝ごはん EUR4.5
コーヒー EUR1.8
昼ごはん EUR6
トイレ EUR0.5
コーヒー EUR1.8
タバコ EUR6.7
地下鉄 EUR1.5
バス(マルセイユ-バルセロナ) EUR32
トイレ EUR0.5
合計)EUR56.3
つづく
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